美味しんぼ 1-17 鮮度とスピード
(暴走族が、山岡の書いたアンチ記事を見て会社に乗り込んできたときのボスの台詞)
『山岡さんといったな。
俺たちが今日大勢で来たのは、数に頼ってあんたをどうのうしようと思ってのことじゃない。
あんたの記事に対する我々の抗議の意志を強調するためだ。
俺たちはバイクが好きなんだ。
そして気の合ったもの同士集まってグループが出来た。
これは俺たちの生き方の問題だ。
それをとやかく言われるんなら、ちょっと挨拶ぐらいしないと気が済まないと思ってな。
で、集まったわけだ。
それにあんたは俺たちを弱虫というけどな、弱虫じゃ時速200キロ以上ものスピードで突っ走れるもんじゃないぜ。
200キロ以上のスピードで走るバイクにしがみついているのも、これで中々勇気のいるもんなんだ。
あんたがバイク乗りに反感を持っているのはよくわかったよ。
だがな、200キロの風に逆らって突っ走ったことのない男に、俺たちのことは何も輪からねぇさ。』