谷垣とインカラマッちゃんが15人の子供を作ったことについて



ゴールデンカムイ、終わりましたね。


友達に無料公開してるから是非見て!と押され、最終話公開前日に出てる分は読み終わり、昨日最終話を読みました。


全部で314話ぐらいあったかな?

予定もたくさんあったから、読み終わらないだろうなーとか思いながらもキャラクターたちみんな個性豊かで全く飽きる間もなく楽しくスラスラと読み終わりました。(ちょっと脱ぐシーンやりすぎじゃ?とか下ネタ多すぎたりくどくて疲れたりとかしたけど。)


特に私は谷垣ニシパが好きで、谷垣ニシパがうまく踊れず少女団のお荷物だと泣くところで大笑いし、谷垣とチカパシの別れでおんおん泣いた。


だから最終話で谷垣ニシパがインカラマッちゃんとの間に15人も子供をもうけていたところでも15人?!!!という人数に驚きながらも大笑い。


友達と15人笑!ともりあがったり、、インカラマッちゃんは家族がいないから家族をたくさん作ろうと思ったんだろうとか想像したり、娘が谷垣ニシパの血を濃ゆくついでることについてとかめっちゃ笑ってました。



そして今日、夕飯をパートナーと作ってる時に、「谷垣とインカラマッちゃんが子供をたくさん作ったこと、Twitterで色々言ってる人いるね、」という話をきいて、え?!!と驚いた。


Twitterで『インカラマッ』と打ち込むと、予測に「インカラマッ 多産』とでてくる。

谷垣が15人もインカラマッちゃんに子供を産ませるのは多産DVではないか、というツイートがたくさん出てきた。



いやいやちょっと待ってよ!!

たしかに15人は身体の負担がやばいなとは思ったけど、インカラマッちゃんは自分の意見をきちんと言える意志ある女性だろうし、谷垣もインカラマッちゃんにとてもやさしくしてたじゃない。

きちんと話し合いをした上での15人でしょ。

みんな作品の中であんだけ谷垣の人柄を『近くにいる人視点』ではなく『神視点』で、ずーっとずっと心の中まで見てたじゃん。

家族が少ないインカラマッちゃんに家族を多く残したいという谷垣の思いと2人の同意があっての15人の子供でしょ。

そして作者も多産DVとかそんなこと考えず、インカラマッちゃんと谷垣の元に沢山の家族となる子供たちがいたらという気持ちを込めてのたくさんの子どもたちだったんだと思うし、

てか、あの小さいコマの少しの説明以外の情報もない中、多産DVとかそんな事いうの普通にアンチやん。大袈裟すぎるよ…。


と、その時はそう思いそうパートナーにも話しました。

あーそれは考えすぎだと思う、という私に対してパートナーはうーんという感じ。


でもパートナーと話しているうちに、あれ。と思いました。

結果、私の中では谷垣ニシパとインカラマッちゃんの間でどんなやりとりがあったとかそんなことと関係なく、作者は多産DVとか子供を沢山産む女性の体の負担とか、そういうことは一切考えが及ばない方なんだろうと思った。



15人も子供を産むことについて冷静に考えてみると、家族を多くつくろうって思っても、女性の身体的負担とか現実的に考えて15人って結構とんでもない。せめて5人とかもっと常識的なリアルな数字じゃダメだったのかな?とふと頭をよぎった。



そしてふと思ったのはこの作品自体作者がめちゃくちゃ男キャラ達をいじり、それを読者が大喜びするという構図があって特に下ネタいじりが多い。

その中でも谷垣はめちゃくちゃないじられキャラであり、作者のオキニ。大きなお尻だとか熱い胸板でシャツのボタンが弾け飛ぶだとか、ふぐりがでかいだとかそういういじりかたをずっとされ読者もキャアキャア喜ぶ、みたいな構図がある。



これって子供を15人も作らせたのは、ギャグのために作ったんじゃないんだろうか。

だって実際私は初見でとんでもない数字にびっくりして笑ってしまった。

それに最終話が公開された昨日、谷垣ニシパの登場は1ページの中にあるとても小さなコマだったのにも関わらず、Twitterで『谷垣ニシパ』がトレンドになっていて「15人も子供作ったん笑笑?!」みたいな笑いのツイートが溢れてた。「15人も子供作ったのか…。インカラマッちゃん大変…」というツイートの中に「半分は谷垣ニシパが産んだんだろうな」みたいないじりのツイートもあってバズってた。

めっちゃラブラブじゃんか〜笑という意味でわたしは捉えたんだけど、Twitterとかで見てると中には谷垣の性欲が…とか言ってる人もいて、怖くなった。

15人も子供を産んだ事を谷垣の性欲の強さに結ぶ人もいるんだ、と思って驚いたし、今までのお話の中の下ネタの感じから見て作者はこれも意図して15人の子供を産ませたんじゃないかと思った。

谷垣が15人も子供作ったらおもろいやん、って感覚であれを書いたんだろうと思う。


そういうことを考えると、先ほども書いた通り、作者は多産DVとか、子供を沢山産む女性の体の負担とかそういうことは一切考えが及ばない方なんだろうと思った。


インカラマッちゃんが多産DVを谷垣から受けているというより、谷垣が多産DVを作者から受けている。が1番私の中でしっくりきました。




他にもパートナーとアイヌの歴史もっと勉強しようか。ということで『アイヌの碑』という本が良さそうなので買うことにした。

Twitterでみるさまざまなツイートを見てそう思った。たくさんのみんなの意見を見て、ああ、、たしかに、、。アイヌを取り扱う作品を描くのであれば、作者のこの書き方はかなりよくない…。と思うことが多くて、その中でも自分が歴史を知らなく理解が及ばないものがあったりしたので、これを機会に勉強したいと思った。



こんだけ色々書いてあれなんだけど、こういう事を思ったり考えたりしたこの瞬間の今でも、ゴールデンカムイは読んでとっても良かったって思ってる。


谷垣や鯉登や月島、牛山や土方や親分、姫…


ほんとに魅力的なキャラクターが沢山で

キャラクター達の絡みをとっても楽しく見た。


只、きちんと考えなければいけないところは

この作品が面白かったから!というのとは別にして、きちんと考えなきゃいけない。

そう思いました。



***



死んだじじが夢に出てきた。

めちゃくちゃ久しぶりに。


2階の部屋から下の部屋に行くと、いつもより髪がぼさっとしていて髭を生やしているじじが普通にいて、私がなんでいるの?!ねえどうして!!と嬉しくて混乱してめちゃくちゃ泣いていた。


でも身体を触るのが怖くて、そっと手をとってみたらとっっても冷たくてあ、やっぱり死んじゃったんだって思った。


しかも今月の21日がじじの命日だったんだよーー。あんまりじじが夢に出てきてくれることってなくて、じじが会いにきてくれたんだなとマジで思った。

じじ京都のこの家がわからなかったから私に会いにくるの時間がかかったんだろうな。




明日ババに電話しよう。




おわり